お客さまとのお話の中で、お子さんがある時期に、学校に行きたくないと言ったり、実際に行かなかったことがある、というお話を時々聞くことがあります。わたしはまだ、子供を育てた経験がありません。でも、「行けなかった経験」があるから、“こんな風にお母さんも思っていたのかなあ”と、思い出します。
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そんな時の、自宅でおすすめなアロマはありますか?とご質問もあったので、過去の幼い私が、もし、アロマがお家にあったらどんな香りをかぎたかったかな?ということを振り返りつつ、考えてみました。
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私は小学校4年生の頃、1回目の学校に行きたくない病がやって来ました(ちなみに、超本気で思ったことは3回くらいです)。
その記念すべき1回目の理由は、三角関係のもつれ。当時、時間を忘れてよく遊んでいた3人組の、仮にAちゃんとBちゃん、そして私は、ひょんなことからAちゃんと私で、Bちゃんの取り合いに。“どっちと仲良くするか”を選んで!と喧嘩が勃発したその結果、私と、AちゃんとBちゃん、という形に。つまり、選ばれなかったのです…!(笑)
他にも友達はいたけれど、幼い私にとって、【自分は選ばれなかった】という経験は強烈だった。恥かしくて、くやしいくて、悲しくて、「AちゃんがBちゃんをそそのかした」「Bちゃんが裏切った」と、全てを人のせいにしていました。複雑な感情の中、学校では顔を合わせるのが気まずい。他の友達と遊んでいても、いつも心にしこりの様なものが残っている状態が続くことに。
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いよいよ私は母に「おなかが、痛い」と嘘をつきました。
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それまで何事もなく学校に通っていたので、疑われることなく休ませてくれました。家族が出かけた静かな家の中で、小さな私は、お腹が本当に痛くないったらいいのに。いや、痛いんだ。だから休んでるんだと強く言い聞かせていました。
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思えばその時、今深く学んでいる“意識”についての、【願い(思考)は必ず現実になる】という体験をしたことになるのですが、実際に願った後、なんと私は本当に右下腹部が痛み始めてしまったのです…!学校を連日休むということはなかったものの、盲腸かはたまた??の答えを出すために、いくつかの病院に行ったことを憶えています(最終的に痛みの原因は分からず。やがてある時期を過ぎると、ぴんぴんして学校に通うことになりますが…)。
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人の意識って本当に凄いです。小学校4年生でも体に痛みを作れてしまう。
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ただ、小学生の私は、【想いが現実になる】という人の持つ能力に感動したり恐れおののくこともなく、「けんかしたって言って、お母さんを悲しませたらどうしよう」「先生や家族に嘘がばれて怒られたらどうしよう」、病院巡りの時は「大変な病気なのかな…」そんな気持ちで押し潰されそうでした。
おいおい。私~~~~~!!!
小4にして、日常で考えていることがなんてヘビーなんだ!!と、タイムマシーンがあったら喝を入れに行きたい。
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その後、解決方法として考えた【親や先生に相談してみる】、その前に【皆で仲良くすることを考える】という方法は、当時、悲しみや不安で固くこわばった視点では余裕が無くて気付けなかった。人は体も心もふわふわ温かく弾力がある状態でないと、まったく違うベストな視点に気づくことは出来ないものです。
そんな小学4年生の私に選んだアロマは【オレンジ&ジュニパー】。
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複雑な香りよりも、“これと、これ”という少ない種類のブレンドのほうがぐっとパワフルに心に沁みることがあります。単純に、シンプルに、受け取るという意味で2種類に。オレンジは直感で選んだ香りで、いくつかのアロマとのパターンを試してみて、選びました。多くの人になじみのある太陽の光をたっぷりと浴びた新鮮なオレンジの香りは、自他を許せない、鬱々とした感情を温かく照らします。魔除けや空気浄化、伝染病予防に使用されていたジュニパーは、停滞し続ける恨みや不安を洗い流して、守ってくれます。単純な柑橘の爽やかさに、わずかに渋みを感じ、どっしりと落ち着いて受け止めてくれるようなブレンドです。
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香りをかぎながら、もしも、過去起きた通りに喧嘩をして、助けてって言えなくて、嘘が本当の痛みをつくったとしても。香りに包まれ心身がほどけていったら、「ごめんね。一緒にまた遊びたい。」って、人のせいを辞めて素直に謝ったり、本当の気持ちを言えてたかもしれないなあと、思いました。
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ディフューザーではなく、マグカップや洗面器にお湯をいれ、全部で5~6滴になるよう入れるだけでも香りが部屋に広がります。優しい香りに包まれると、ご家族と普段とは違う会話が広がるかもしれません♡
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得丸稚代
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